2016-5-10 やっぱり今はこれですね!

2016-5-10 やっぱり今はこれですね!

子供の頃から肉より魚が好きだった僕が、
特に好きだった魚のひとつが「かます」

当時はもっぱら塩焼だったか一夜干しか。
お造りで食べるなんてこと考えもよらなかった。

この世界に踏み込んでからも、しばらくは
「カマスは焼いて食べる物」という固定概念。
市場に並ぶカマスも、身が弱かったり
ひどい物なら腹が割れていたり。

その中からたまに混じってくる、ちょっと小ましな物を
塩をあてて酢橘などのかんきつ類で〆魚に。
ちょっと目先の変わった料理というだけで
特におすすめするほどのものでもない。

ところが数年前、いや、もう10年位になるでしょうか?!
目の覚めるような鮮度の良いカマスが、
市場の中にポツリポツリと現れ始めました。
春と秋の2回、鮮度よく、脂ののったこのカマスは
焼き物でも 〆魚でもない
「造り」にしても最高に旨いもの。

特に最近は、昔のような身の弱いカマスを探す方が
難しいと思えるほど、全国各地から良質のかますが入荷しています。

その中のひとつが
「長崎 地カマス」

KIMG3000

 
鮮度・身の肥え方は申し分なし。
この魚体の大きさなら脂のりもかなりのものでしょう!

子供の頃の僕がはまったように
「焼き味」が非常に似合う魚。
なので皮目を炙った「焼き霜造り」が最高に旨い!
「長崎脂地カマス焼き霜造り」
まだ食べたことのない方も多いと思います!
だまされたと思ってぜひ一度お試しください!

今日のいさきは。。。

最近のトレンドは愛媛・徳島・淡路など
瀬戸内の脂の乗り切った「とろいさき」

しかし今日は少し気になる産地の物を買いました。

「和歌山 いさき」

K「和歌山 いさき」

 

 

市場に来るものの中では和歌山といえば「御坊」の物が有名。
ですがそれとは明らかに筋が違います。
よく肥えて、色目もいい感じですが、瀬戸内の物とも少し違います。

見た目から判断するに「美味しいのは間違いない」ですが
どっちが美味しいのかは食べて判断する他ありません!
魚って奥が深いですね~

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