2016-2-22 鯛や平目。王道の魚はあえて外して買いました

2016-2-22 鯛や平目。王道の魚はあえて外して買いました

その魚を狙った漁があるわけでもなく
漁獲量も非常に少ないため、知名度の低い魚。
もちろん人気もあまりないですが、
実際食べると「めっちゃ美味しい!」という魚がたくさんあります。

市場ではそこまで珍しい魚ではありませんが

「新潟 まとうだい」
鮮度・そして状態の良い物は
なかなか見かけることはありません。

 「新潟 まとうだい」
今日は鮮度がいいのはもちろん、
身の状態も非常に良いです!
水揚げ後の処理がきちんとされているのが分かります。

体に黒い的みたいのがあるから「的鯛」とか
口を大きく開けば馬の頭のようだから「馬頭鯛」だとか
諸説ありますが、どうメニューに書いてもなかなか注文の入らない魚。
料理とおすすめの仕方がポイントとなります。

春の産卵に向け、今が一番美味しい時期。
よく肥えた身には脂がのり、
淡白ながらしっかりとした旨味があります。
まずはお造りでおすすめですが。。。

今日この魚を買う決心をさせたのが「お腹」
普通魚を選ぶとき、あまり腹が大きくなった物は
身の栄養が子に取られて身の状態が良くなかったり、
餌が溜まっていて臭いがしたり、捨てる部分が多かったり。
なのであまりすすんで買うことはありません。

しかしこの「まとうだい」は肝と子がめちゃくちゃ旨い魚。
特に肝は「かわはぎ」を凌ぐとも言われるほど。
今日はそんな肝と子がたっぷりと入ってそうなんです!

造りはもちろん、そのままでも美味しいですが
ほんの少しの肝と一緒に食べることで旨味が膨れ上がります。
煮付けや鍋にするときも「肝がないと始まらない!」

歩留まりは悪く、身だけを見れば決してお買い得ではありませんが、
肝や子と美味しく料理することで、一気にお値打ち商品へと変身!
また食べた事ない方はぜひ!

別名「寒鯛」

大型の物でもあまり高値が付かない魚。
「淡路 こぶ鯛」
「寒鯛」の名の通り、寒い時期には美味しくなる?!

「淡路 こぶ鯛」
甘味と旨味は確かにかなりアップしますが
それでも「あっさり・淡白」
おすすめするには底味に隠れている「甘味と旨味」を引きだします。
昆布締め、炙りたたき。。。など
余分な水分を除いたり、焼き味をつけることで
しっかりとした旨味を感じられるようになります。
「感動的」とまではいきませんが、なかなか美味しい造りです!

他にもお造り用に

「北海道ニシン」
「北海道ニシン」
脂のりが抜群!骨切りさえ上手くすれば
小骨もあまり気になりません!

「長崎 いとより」

 「長崎 いとより」
1kg近い大型の物。
今流行の「焼き霜造り」でおすすめします!
もちろん加熱しても美味しい魚。
焼く・煮付けるというよりは、
昆布を敷いて酒蒸し。すると身の甘味が十二分に引き出されます。

今日は物珍しい魚が多いですね~

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