2014-4-18 たまにはネットで調べ物するのもいいですね!

2014-4-18 たまにはネットで調べ物するのもいいですね!

 

北部市場では入りだすと続けざまに入荷してくる貝「すだれ貝」

少し身は固いものの味があり美味しい。主に酒蒸しに買っています。
値段も安く使いやすい貝だと言えます。
すだれ貝をネットで調べてみると意外な事実が判明。。。
珍しい貝・滅多に入ってこない。。。とずいぶん希少な扱いを受けている。
味も素晴らしいとの評価が多く、この貝を手にして喜んでいる人の様子が書かれています。
北部市場ではほとんど売れている様子がなく、全く人気のない貝なのに。。
ネットの記事の中で特に目を引いたのが「鮮度がいいものは刺身で!」というものです。
今までそんな習慣がなく、この貝を刺身で食べるという発想は全く浮かんでこなかった。
市場で聞いても「知らない~聞いた事ない~」とのこと。。。
なので2個ほど抜き取り割ってみました。(京橋店からいただきます!)
貝長5cm程の小さな物。さばき方はほっき貝に近いやり方で。
割ると中身は色鮮やかな朱色。これは造りに盛るとかなり見栄えがしそうです。
ほっき貝と違い色出しをする必要は全くないですね。
わたを紐を掃除しサッと洗って食べてみる。どちらかと言えば爽やかな貝の香りで臭みはない。
身に甘みがあり非常に美味しい!舌触りに少しぬめりがあるのでやはりほんの少しだけ霜降りしてもいいかも。
味的には「あり」です。ただもう少し大きな貝を割らないと非常に手間がかかりますね。
口を閉じるとなかなか固く、ほっき貝のような隙間もないので苦戦します。
海水に漬けておくとすぐに口を開くので楽になりますね。
今日は酒蒸し用に小さめの物を狙って買いました。次はもっと大きな物を買ってみます。
いちおう「幻」の貝らしいので次回入荷は未定という事で。。。
北部市場では入りだすと続けざまに入荷してくる貝「すだれ貝」 北部市場では入りだすと続けざまに入荷してくる貝「すだれ貝」

 

お造りは今日もいいものが入っています。
「千葉の石カレイ」「愛媛の天然平目」「淡路天然鯛」「愛媛活けあじ」「千葉の地金目鯛」などなど。。
魚種的には昨日とあまり変わっていないのであえて説明はしませんが、自身のあるものばかりです。

どうしてもお知らせしたかった「山形牛 A5ランク うで」

魚メインの仕入れなのにそれを押しのけてでもおすすめしたかったのがこれ。
部位的には「うで」。。。サーロインやバラに比べると全く知名度のない部分。
実はこのうでの中に「肩三角」「小三角」「まくら」「とうがらし」などの部位が存在します。
中でも「みすじ」は良く耳にする高級部位ではないでしょうか?
普段おどりやでは「ランプ」や「イチボ」といったもも肉を中心に使っています。
今回たまたま発注のめぐり合わせが悪く、いいもも肉が在庫切れ。しかしすぐに送ってもらわないといけない状況。
「大した事ないももならあるんですけど。。。あまりおすすめできません」山形の荷主さんは、おどりやにはいい物を入れ続けるという使命感を感じてくれているため悪い物は送りたくない様子。。。
ならば仕方ない。。。「うでは?」と聞いてみると「最高の別格クラスの物がありますよ!」とのこと
今のメニューでは使いにくい部位で、しばらく買うのを避けていましたが「別格」の言葉に買いを決意。
朝市場に到着した物を見て正直驚きました。
ある程度部位ごとに分割して真空されてくるのですが、その真空越しにも「別格」と呼ばれる理由が分かります。
キメ細やかなサシがあり、いかにも美味しそうな質感を持っています。
実際封を切ったものはまだ見れていませんが、見なくてもおすすめできるほど。自分が素直に食べたいと思えるものです。
京橋と庄内に少し納品したので残り半分位。とっておきの「みすじ」はまだおいてあります。
売ってみたい店舗は発注下さい!
どうしてもお知らせしたかった「山形牛 A5ランク うで」 どうしてもお知らせしたかった「山形牛 A5ランク うで」

本日の推奨メニュー(実際のメニューではありません)
今までメイン食材としての立場ではなかった「すだれ貝」思った以上に評価が高く、一般的に「希少」な物として紹介されていました。ただの安くて旨い貝から一気に目玉商品としておすすめしてもおかしくなくなった気がします。
1種類の貝で造り・寿司・焼き物・酒蒸しと、ここまで広く使えるものも少ないです。
何より食べておいしいというのがいいですね。今の所市場では本当に人気のない貝なので安く買えると思います。
(M氏が叩いて買ってきてくれるはず)時間のあるときはセットにして売ることも出来ますのでどんどん使っていきましょう!

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