９月２１日（水）大きくよく肥えたサメカレイ。やはり脂のりも上々！

昔は造りで食べる事なんて考えられなかった魚、
例えば今が旬の秋刀魚なども、当たり前のように
造りで食べられる時代になっています。

これもひとえに産地業者さんや漁業関係者さんの
たゆまぬ努力のおかげ。今日ご紹介する「サメカレイ」も
数年前までは市場でみかける事すらなかったもの。

ここまで良い時代になったのは
航空便やトラック便など、流通の発達もありますが
なんといっても産地での手当ての仕方のおかげ。

釣り上げてすぐ活け〆にし、神経抜き、冷やし込み
という一連の作業が丁寧になされている魚が増えたのです。
このことにより魚は痛むことなく、適度な熟成を経て
市場に到着する事となります。

今日の『羅臼　サメカレイ』はもちろん『船上活け〆』
さらに航空便で飛んできた鮮度抜群のもの！
２kg近い立派な魚体で、肥え方もかなり良い感じ。

と思ったらやっぱり大正解！

美しい身にはたっぷり脂がのってます！
上品であっさりとした旨味を持つ白身魚ですが、
この脂のりのおかげで甘く、旨味も濃厚に感じます。
お造りでも十分美味しいですが、個人的には
昆布締めにしたほうが、味が引き締まって好きです！

知名度のとても低いカレイですが、実は平目と変わらないほどの
高値がつく魚。。。高級魚なんです！

今のところ『産地直送』以外ではほとんどみかける事はありません。
キンキや、のどぐろなど、脂のりの良い魚の人気は高まる一方。
サメカレイもこれからどんどん、もっと値が上がるかもしれませんね。
そうなる前にぜひ一度お召し上がりください！

今日は他にも『脂ののったよこわ』（本まぐろの子供）

『明石のさごし』（さわらの子供）

こちらも美味しいです！