10-17 ハガツオは鮮度が命なんです!
魚は鮮度が命!と言いますが
ただただ鮮度良ければいい!と言うものでは決してありません。
例えば水槽で泳いでいる魚を活け〆して、すぐに提供する「活け造り」は、鮮度だけで言えば究極のもの。しかし、〆てすぐの魚は活かり気こそすごいですが、肝心の魚の味なんて分かった物ではありません。
魚を本当に美味しく食べるためには、鮮度のほかに、その魚が水揚げされてからどう処理されたのか?旬や肥え方を含むその魚の状態はどうか? を見極めたうえで、すぐに食べるのがいいのか?熟成させたほうがいいのか?など、様々な事を判断する必要があるのです。「鮮度」というキーワードはその見極め・判断の要素の一つに過ぎません。
「鮮度」が重要になる魚
そうは言ったものの、この「鮮度」をいの一番に優先しなければならない魚もいます。
そのひとつが今日買った「石川 はがつお」
知名度はあまり無い魚ですが、この時期には非常に脂のりが良くなります。上品でも旨味はたっぷり!味の面だけで言えば「本」鰹に勝るとも劣らないほどの旨魚なんです!
人気が無い一つの理由が身色。赤身が鮮やかな「本」鰹に比べると、。白っぽく、あまり美味しそうに見えないかもしれません。その上致命的なのが、鮮度落ちの早さ。そして味の劣化の早さ。
市場ではあまり人気が無い上に知名度も低く、この魚の本当の実力を知る人も少ない。その上獲れる時はまとまって獲れる為、一度に大量に入荷する事も多い魚。。。すなわち売れ残りが出やすいんです。
翌日その売れ残りは当然鮮度も味も劣化したもの。それを買った人は「ハガツオはまずい魚」と思っても仕方の無い事。そうするとますます人気が落ちてしまうという悪循環。。。。
今日のハガツオを見てください!鮮度がいいのは当然ですが、この肥え方!そして見る人が見ればひと目で分かる脂のりのよさ!もちろん即買い!!!こんな魚が美味しいうちに食べてもらえないのは非常に残念。。。
今日はこの魚の美味しさを、少しでも知っていただこうと少し多めに買って、「大特価」でご提供!ぜひこの機会に一度お召し上がりください!残ったらおどりやメンバーのまかないになります。。。
本日のその他仕入れ魚介
淡路岩屋 天然鯛
宮城石巻 さわら
淡路 針いか
岡山 蛸
北海道 天然ホタテ
北海道 鱈白子
厚岸 本シシャモ
北海道 くろそい
愛媛 鱧
千葉 大アサリ
本まぐろ 極上天身
雑賀崎 もちのうお
宮城 渡り蟹 などなど