2015-8-25 今や幻の魚?!天然しまあじ
世の中には「幻」と呼ばれる魚が実にたくさんいます。
天然クエ・めいち鯛・天然石鯛など。。。
実はその多くは時期になれば、意外と頻繁に市場でも見かけることが出来ます。
「天然のしまあじ」こそ「幻」と呼ぶにふさわしい物ではないでしょうか
このところ1年に一回。。。何年に1回というペースでしか姿を見かけていません。
市場で見るしまあじのほとんどは「養殖物」
おどりやでも市場休みの日や、時化で魚が少ないときにはこれを利用しています。
脂が強すぎる嫌いはありますが、ほかの養殖物に比較すると臭みがすくない。
私の中では唯一「使える養殖物」ということになっております。
さて今年になり割と頻繁に天然物のしまあじを見かけるようになりました。
とはいっても週1~2回、1~5尾程度と数は少なめ。
当然、時には㎏当たり8000円もするような超高級魚なんです。。。。
今日は2種類のアジを買いました!
とはいっても全くの別種の物。
ひとつは「淡路深田水産 追っ掛けあじ」
魚種でいえば「ひらあじ」
全国各地から集まる平あじの中でも、その旨さはトップクラス!
最高級の老舗寿司店でもこれを好む人が多いくらい、
その存在を認められた「スーパーあじ」
当然おどりやの料理長の中でも「このあじが一番!」という声。
今年は特に入荷量が少なく、高値が続いています。
本日はその「とつかあじ」を青魚祭りの目玉として買いました!
なぜ「とつかあじ」と呼ぶのか。。。諸説ありますが
鯵を10尾、束ねたくらい旨いから「十束」あじ=とつかあじ
というのが一番しっくりです。
他の鯵より10倍旨い鯵としておすすめしましょう~
そしてそして!もうひとつの鯵が「徳島 天然しまあじ」
買ってしまいました!。。。といっても1尾だけ。。。
数年前に7kgの大きなものを買って以来、久しぶり!
かつて食通で知られる芸能人のA氏が
「しまあじほど旨い魚はない!」と名指しでこの魚を上げたほど。
ただA氏は「しまあじに限っては養殖でも旨い!」とおっしゃっていましたが。。。
普段養殖を見慣れているだけに、その姿はややほっそりと見えますが
決して痩せているわけではありません。
「しまあじ」の名前のもとにもなっている、体に走る1本の黄金色の線。
これぞ天然!という美しい魚体であります。
上品なのに青魚らしい濃厚な旨味。養殖とは違った適度な脂のり。
上質の脂からくる甘味と身の旨味。。。幻の味を楽しんでもらいましょう~
今日は他にも
北海道から新秋刀魚にジャンボ鰯。三重の天然シオに淡路のサバ。。。
青魚祭りにふさわしいラインナップです!